結婚できない女子の花道 ●o≧д≦o♪
結婚できない女のブログ。
結婚できないたちに共通点や特徴なんてあるんだろうか?理想が高すぎる?なーんて言われたって、婚活相手への最低条件は誰だってあるじゃないか。身の丈に合った恋愛が結婚にリンクするならそれでいいのだが、そんな女なら婚活ブログなんて書いてるわけがないのだ。ともあれ〝書いてる人〟は結婚できないまんま30代に突入しつつ・・・そのままズルズル突っ走りそうな大人女子です。
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てへぺろ仕草に胸キュン 同じじゃない価値観で結婚したリベンジ女


結婚できない女が、ふと思いついたのは…婚活パーティーで、てへぺろがカワイイ女子は男性需要が一気に上昇するんじゃないか? ということ。

男はやっぱりスカートと笑顔に弱いんだろうな。ただし爆笑系は品がないのでNG。
かわいい婚活ワンピでPRしつつ、ここぞというタイミングで「てへぺろ」でメロメロさせる、なんて作戦はどーだ?


――遅刻しそうになって駅までダッシュした。すると後ろ姿に見覚えのある男を発見、するものの……そのまま抜かして駅に駆け込んだ。が、乗った電車の中で、さっきの男と居合わせた。

「ども!」「あれ?」
よくわかんない挨拶を交わしながら、数秒かけて誰だったかを脳からはじき出す。すると判明した。

彼は前の会社の同期H君。入社当時は結構、仲良しだった。入社直後、私は彼を実家近くで見かけて「なんで居るの?」って、声をかけようとして絶句。隣に彼女らしき女の子が居たのだけど、近所に住む小学校時代の同級生K子ちゃんだったのだ。

K子ちゃんには高校時代から付き合っている彼がいることを知っていた。と言うのは、大学時代にファミレスに入ったら、K子ちゃんが彼氏と隣に座ってイチャついているのに出くわしたから…。まさか、そのイチャついていた男が会社の仲良し同期H君だったとは!

その後。彼らは「婚約と婚約破棄」を経て結局、結婚した。現在も近くに住んでいるとの噂は耳にしていた。同級生だったK子ちゃんと同期だったH君が結婚して、近くで暮らしている。

ところで、あたしはK子ちゃんにリベンジの機会を伺い待つ女だ。理由は、私には小学校3年から高校3年まで好きだった初恋の人がいた。

その男の子のことを好きだってことは内緒にしていた。が、小学6年の時、友達にバレてしまった。その流れで、いつのまにかK子ちゃんにも知られてしまった。

不幸にも、K子ちゃんはあたしが好きな男の子と同じクラスだった。K子ちゃんが何をしたかと言えば、おもしろがってウワサを広めてしまったのだ。

「__ちゃんは、__君が好きなんだって―――!」
(≧ω・)てへぺろ……

それからというもの、私も彼も皆に冷やかされるようになってしまい、結果として、彼は私と口をきいてくれなくなってしまった。

K子ちゃんの攻撃はまだ続く。
「ねーねー! __君の好きな人知ってる?」
「知らないけど…」
「え――! 知らないの―! __ちゃんなんだよ――!」
「…ふーん…そうなんだ…」それは、とってもカワイイピアノの上手な女の子だった。誰だって好きになりそうなクラスのマドンナ的存在だった。

その時の心の傷痕は今でも痛む…忘れない。あたしは根に持つ女なのだ。


K子ちゃんにリベンジを果たすため、あたしは即座にH君を飲みに誘った。もちろん、面倒なことをやらかすつもりなんてサラサラない。ただ単に、H君の嫁は幼少期のあたしの恋心をビリビリ破いたK子ちゃんであり、既婚者である彼と毒女であるあたしが二人っきりで飲むという行為そのものがリベンジだと思ったからだ。


――日をあらため、H君と落ち合った。

いろんな話をしたが、主に議論したのは〝仕草〟〝価値観〟について。


H君が、どうしてあんな女と結婚したのか疑問だったから訊いてみた。あのこのどこに惹かれたの? そうすると、彼はたったひとつの仕草に参ってしまったらしい。それが何かというと「てへぺろ」だ。

てへっ! とほほえんでペロッと舌を出す仕草。それに見合う適切な顔立ちと笑顔の出来映えに彼のハートはグイグイされたらしい。

もっとも、仕草にイカれるのはキッカケであって恋のモチベーションの根拠とはならないだろう。だとしても、恋のドキンに彼女のてへぺろが火をともしたのは事実らしい……。

じゃあ、あたしは男のどんな仕草にグラグラされるのか?
その前に、婚活相手を選ぶという表現ほどおこがましいものは無く、いったい自分は何様なのさ? なんて、つい自分にムカムカしてしまうのはたしかだ。けれど、結婚とは自分の人生に利益となるようなライフイベントであるべきだし、もちろん、結婚相手にとっても同様。婚姻のキッカケには互いの人生に何かしらの利益が見いだせそうな手応えが必要だ。

で、そこのところを探り合うために恋愛期間とか婚活デートとかの時間を費やして、この人と結婚していいの? を、精査してゆくにしても……最初のドキンがなけりゃ恋は始まらない。

恋のドキンは何で火がつけられるか? 思えば、あたしは男の仕草に胸キュンする時が少なくない。いやこれは女子なら誰だってそうかもしれない。みんなそれぞれ、好みの胸キュン仕草ってものがあるんじゃないだろうか?

ネクタイを緩める仕草
タバコを格好良く持つ仕草
バックしながらクルクルハンドル回す仕草はもう古い?
カフスを外して腕まくりする仕草
古典的な胸キュン仕草はこんな感じだろうが、なにせ、恋心を揺らすキッカケというものは視覚的な仕草が多いような?
さて、あたしの場合は聴覚的な仕草に胸キュンする女子である。

――通称、「喋り方フェチ」と呼ばれているあたしだ。
文字では上手に説明が出来ないのだけど、低い声と高い声の抑揚のある人が好き。高い声の時は甘ったれていて、低い時は口説きに入ってるみたいなー……そういう声の仕草に胸キュンしてしまうのだ。やっぱり、恋も結婚も、理屈じゃない。インスピレーションは大事なんだよなあ……。


続くお題は〝価値観〟について。

よく「結婚の条件は価値観の一致」などと言う。でも、価値観なんて同じであるほど離婚のリスクが高まるんじゃないの? という話だ。


あたしは恋も婚活も、「何も言わなくても一緒」であることを求めて来た。言葉が無くとも伝い合う関係……それが素敵な関係なんだと。
では、具体的には何が一緒であって欲しかったのかと言うと、同じ映画に感動し同じ音楽が好む。近い感性を持ち同じことを考え同じことを発想するから、同時に同じ言葉を発してしまう……

こんな二人の関係を望んでいた。
事実、ひとりだけ、望む関係に近い婚活相手がいた。ところが、そこそこに交際が進むにつれて判明してきたのは、その婚活相手はそんなことに何も反応はしなかったということだ。男は女ほど価値観が同じであることを求めてはいない。

すると今度はH君が発言する。
「価値観なんて些細なことだよ。逆に同じ価値観の人間なんて詰まらない。それに、人は言葉で伝えなきゃわからないよ。違う人間が話をして分かり合って行くのが良いんだから」

価値観なんてささいな問題だ。ズバリ斬り捨てるH君の潔さは、K子ちゃんの旦那にしておくにはもったいない気がした。そんなことより、H君とK子ちゃんは価値観が違うから結婚したという事実が発覚。

仕草で惹かれ合った二人が関係を深めてひとつ屋根の下で暮らし始めた結婚劇。価値観は違えど、それはそれでポリシー。
なんだか、リベンジどころか……しっかり家庭に根を張って夫婦をしてる二人に敬服したって言うか、複雑な気持ちになっちまったあたしです。
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