結婚できない女子の花道 ●o≧д≦o♪
結婚できない女のブログ。
結婚できないたちに共通点や特徴なんてあるんだろうか?理想が高すぎる?なーんて言われたって、婚活相手への最低条件は誰だってあるじゃないか。身の丈に合った恋愛が結婚にリンクするならそれでいいのだが、そんな女なら婚活ブログなんて書いてるわけがないのだ。ともあれ〝書いてる人〟は結婚できないまんま30代に突入しつつ・・・そのままズルズル突っ走りそうな大人女子です。
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セレブ婚した女子友の家に遊びに行くと青空を見上げたくなった


セレブ婚した女子友のL子ちゃんのおうちに遊びに行ってきた。実は彼女、セレブ婚活を実践していたわけでもなく、玉の輿になるためのノウハウを研究していたわけでもない。

そんなL子ちゃんなのに、なぜだか? 今、気がつけばステータスに充ち満ちた優雅で幸せな暮らしをしている。
彼女が結婚する前は、女子会で対等に恋の話に花が咲く…結婚適齢期の女子友だったのになあ……。

L子ちゃんのおうちに遊びに行ってきた。
なんと世田谷の豪邸だ! 彼女は〝おうち〟と表現するこの建物、あたしには〝お屋敷〟と言わせてもらうほかないスンゴイ建築物だった。

ちなみに、旦那さんとは紆余曲折を乗り越えて結婚にゴールインした大恋愛結婚だ。

なので、婚活というアクションは一切抜き。恋愛相手が偶然にセレブだったという結果論が彼女の人生にサクセスとステータスを盛りつけてくれた。

でも、あたしが判断するにはL子ちゃんの特徴は、ヤッパリお嬢様ライクというか、少女チックというか……少し風変わりなパーソナリティの持ち主だったと思うのだ。

少女のように奥ゆかしい、恥ずかしければ素直に赤面する、ウソは絶対につかない、声のトーンは全然低くない、目線は常に下から上、ハンカチはいつも花柄でパシッ、いつだってスカート……あたしの人間観察力はそれほど優れていないが、おそらく、激しい雨に打たれながら恋人と抱き合うシーンには絶対に出てこなさそうなキャラであるには間違いない。

こんなに特徴的なL子ちゃんへ、例のごとくインタビューしてみた。
「結婚するまで、旦那さんのこと何て呼んでたの?」
「__君、て呼んでたよ」
キャー! ういういしいなあ……けれど結婚してから、彼女のキャラは突然変異してしまったようだ……
「で、今は?」
「おい!とかお前とか呼んだりするの、最初は名前にさんをつけて、__さん、って呼んでいたけれど。だんだん慣れてくるとこうなっちゃった! でも今は子供が居るからパパって呼んでる。ただ、あたしのことを〝ママ〟とは言わせないの。結婚してからママって呼ばれるのは絶対嫌だと思っていたから。ママは私のママが一人だけなんだから」

そういえば、彼女は自分の母親をママと呼んでいた。自分が結婚して同じ呼び方をされると母親に対する敬意が薄れたように思うわけだ。そのあたりがやっぱり、お嬢様ライクな「人となり」なんだろう。

人生は奇想天外だ。女子会でワイワイ飲んでいた当時はいつだって控えめなL子ちゃんだったのに、あれから10年も経たぬうちに立場は逆転してしまった。セレブ婚なんて、あたしには興味の無い結婚だけど…至近距離で玉の輿さんの実生活を見れば〝興味が無い〟のはただの負け惜しみにしか聞こえない。だからあたしは素直に「すごいなあ! あこがれるよー」って声に出しておいた。さて、これからさらに20年後、あたしたちの社会的優劣がどうなっているかは今にはわからない。それもまた、人生は奇想天外だ。
……って、これこそ負け惜しみだ。しあわせとは勝ち負けではなくて身の丈に合った幸せならそれで良いのだ。

それはそうと、彼女がこんなこと言っていた。
L子ちゃんは「頑張る」「努力する」の言葉が大嫌いなんだそうだ。

メンタル弱者に「頑張って」と励ますのはNGだというのは、良く聞く。その根拠は、言われた当事者は「自分は頑張ってないのか…」「これ以上、頑張るのか」って思ってしまうからだ。
「努力します」もそ同様。つまり、ふたつとも曖昧でグレー色が強いのだ。曖昧であることは誤解を生じやすいに等しく、つまり…そういうことだ。

当事者がすごく頑張ったり、努力してるつもりでも「努力が足りない」「もっと頑張りなさい」って言われるかも知れないし、逆に何もしてないのに「僕は努力してます」「私はこんなに頑張ってるのに」って言いつつ、結果は伴わない為に周りには迷惑をかけてるかも知れない。要するに、頑張ってるかどうか、努力してるかどうか、それは本人にしか解らないことなのに、逆に周りが判断することがNGなのだろう。

じつはL子ちゃん、あたしが結婚し損なった事実を知っている。だからか、婚活頑張ってね! とか言いたくないから、こういう精神論的な話題に飛んでしまったのかは定かではないものの……ともかく、あたしの結婚観はあたしが判断するものであって、女子友が「早くいい人見つかるといいね」とか励ますことは、結婚できないあたしを逆に否定的に諭しているようなものだということを、メンタルヘルスケアの話題を流用して暗示してくれたような…? そんな気がした。


――ところで、初めて逢った男性の第一印象が、喜びと恐怖に一色単に包まれてしまう感じがした経験がある。この、自分で言った内容を自分で解析すると「この男はあたしが興味を持った瞬間に、消えてしまう男だ」となる。

じゃあ、そんな感情に抱かれる第一印象はどんなものか? というと、それは簡単だ。フラれた婚活相手とよく似ているタイプの男性だ。

きっと……あたしの心理回路には〝好きになった男はいつしか去って行く〟アルゴリズムができあがっているんだろう。

女子友に、先に結婚されてしまうたびに、あたしは元婚活相手を思い出してしまうのだ。その上、L子ちゃんのようにセレブ婚して世田谷の豪邸暮らしで赤ちゃんも生まれたとか…ドラマのモチーフにでもなりそうな〝しあわせのかたち〟を目の当たりにすると、あたしの感情は敗北感で埋め尽くされる。
えーい! もういい加減にしろよっ! って自分に檄(げき)を飛ばしても、束の間でトラウマがよみがえるあたしはメンタルの弱い女だなあ……。セレブ婚できちゃう女子の特徴と、過ぎ去った恋に未練がましい女子の特徴、両者の特徴の相違は人生の分かれ道をさりげなく決定づけているのだなあ……。

結婚できない女がいて、早く結婚したいと思う。けれど、どんなに頑張っても結婚は相手ありきのライフイベントなのだ。人生は奇想天外、誰にとっても公平な眼差しでいつも見下ろしてくれている青空だけが、いつの日かウエディングドレスに包まれたあたしの姿を予見しているだろう。おっと……全身脱毛済みだから、ウエディングドレス選びには自信があるよ!
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