その彼女、以前からあたしに会わせたい人がいると言っていた。彼女の大学時代の友達で某新聞社の記者さん(25歳)
その男性、仕事に熱中しすぎて彼女が出来ないのだと言う。ちょうどいいから、今日呼んじゃいますね〜と、半ば強引に記者さんを呼びつけた。
とてもさわやかな好青年。あたしの歴代彼氏の中には絶対にいないタイプだ。
後輩:「この人、結婚願望つよいんですよ〜」
あたし:「なんで結婚したいの?」
記者さん:「今は自分のために仕事をしているんですよ」
あたし:「うんうん」
記者さん:「でも、守るものの為に仕事をしたいなぁと…」
オイオイ!25歳でその言葉を言えるか?
まっ・・・世の中(の男)、捨てたもんじゃない。
新聞記者さんが言っていた。
「ずいぶんと恋愛をしていないので、傷付くのが恐くなってしまいました」と。
ものすごくよくわかる。
近い過去、婚活相手にフラれてからというもの、あたしは恋に婚活に妙に逃げ腰だ。
メールの返事が遅ければ、『あ〜、この人はあたしに興味がないんだ』
仕事が理由で誘いを断られたりすると、『あ〜、他に女がいるのね』
と、恋の予感がするチャンスでもなにかしら言い訳をつけて、自分に言い聞かせてその場から逃げ出してしまう。
好きな人に、あるいは好きになったとしても、嫌われるのが恐くて仕方ない。
実を言うと婚活どころではないのだ。
でも、、、
こんなことでは、いけないのだ!
あたしは、あたしらしく生きればいいのだ!
と、今年の誓いをたててみたりする。
記者さんは、あたしとは正反対の人生を送っていた。
話を聞けば聞くほど、彼に後光が差しているように見える。
あたしにはまぶしくて仕方がない。こんな人と一緒にいたら、あたしもちょっとはまともなオンナになれるんだろうか。彼からしてみたらあたしは単に「海ちがい」のオンナなのかもしれない。
呑みが終わってからメールを一発おくってみた。
あたしメール:「こんど仕事のあと、食事でもいかがですか?」
記 者メール:「ぜひ!銀座で大丈夫ですか?」
あたしメール:「はいっ!」
恋の予感だ・・・しかしいいんだろうか?
あたしのようなふざけた女が将来は世界を飛び回ろうかという新聞記者と恋物語を二人でつくりあげて・・・そして結婚!?
そんなわけないと思うが、とりあえずこれも経験だろう?
婚活に勝つには経験値を上げることだ。とかなんとか言いながら、結局あたしの考えるようなことは〝うすっぺらい〟・・・・・・。