結婚できない女子の花道 ●o≧д≦o♪
結婚できない女のブログ。
結婚できないたちに共通点や特徴なんてあるんだろうか?理想が高すぎる?なーんて言われたって、婚活相手への最低条件は誰だってあるじゃないか。身の丈に合った恋愛が結婚にリンクするならそれでいいのだが、そんな女なら婚活ブログなんて書いてるわけがないのだ。ともあれ〝書いてる人〟は結婚できないまんま30代に突入しつつ・・・そのままズルズル突っ走りそうな大人女子です。
スポンサーリンク

結婚できない女が実業家の卵に恋して恋に冷めるまでのあらまし


まず……結婚できない女にカテゴライズする要件は、年齢や容姿だけとは言えない。

つまり、もうすぐ40代なのに結婚できないとか、女子力が著しく低いから結婚できないとか……結婚できない女の特徴を世の中的に決めつけている感がある。

しかし現実は違う。45歳でも結婚や再婚をする人はいるし、女子力とは結局のところ男性視点で論じるものだから〝男の好み〟が男の数だけ存在する以上、女性視点で女子力が低くとも、男性視点で女子力最高得点をたたき出す場合だってまんざら少なくもないはずだ。


裏返すと…年齢も容姿も悪条件ではないのだから「結婚できない女」として悩まなくたってそのうちいい人見つかるよー! なんてのはいかがなものか? と思うわけだ。

たとえば、普通の女子社員から女子大学院生なんかに転身した友達のZちゃんは、ギリギリ20代で顔もかわいいけれど…なぜだか結婚できずに悩んでいる。本人いわく、大学院生から再度、就職しようとすればよっぽど優秀な脳の持ち主じゃないと全く仕事がないらしい。すると残された道は the! 結婚だ。彼女は今、理系女に磨きをかけながら大学の結婚相談所に足繁く通っている。

20代ギリギリでもアラフォーでも初めての結婚でも再婚でもカワイイでも非カワイイでも東京女でも地方女でも……結婚できない悩みは横一線で比較できないのだ。


ところで、昨日は高校時代の親友Hの結婚式だった。それはそれは素敵な式で、あたしは終始泣きっぱなしだった。とてもとても結婚したくなった。

この親友H、ちょっと前までは別の男と付き合っていた。その人と結婚するもんだと誰もが思っていたが、突然別れ、その1週間後に今の旦那と飲み会で知り合い、3ヶ月でゴールイン。2人ともとっても幸せそう。

ライスシャワーのあと、花嫁が後ろ向きにブーケを投げる。晴天の青い空に、真っ白なブーケが放物線を描き、あたしの手元に、スポッ…『あれま?』
幸せなんて、このブーケみたく、なんにも考えず、予期も期待もしないところにスポッと落ちてくるものなのかもしれない。


それにしても、結婚できない女子として毎日を生きるあたしだ。

恋活と婚活は違うと自分定義しているものの、理想の結婚を目指す女として恋愛スイッチをいつでも入れられるようにはしている。

結婚したい男と遭遇…恋愛スイッチOn
結婚の見込みがない…恋愛スイッチOff

スイッチのオンオフをコントロールすることで〝男の都合〟による面倒なだけの関係を回避するのがあたしのモットーだ。果たして、結婚仕様の恋愛しか望まないあたしの女としての価値は疑問の二文字につきる……。でもそれは、あたしなりの結婚できない悩みを解消するための生きる道であり、それは結婚できない女子の花道だ。


――通いつめていたバーがあった。都内の一等地にあるそのお店は、遅い時間に行っても、おいしい料理とお酒が楽しめる。料理なんてそのへんのフレンチレストランよりもおいしいし、お酒も種類はそんなに多くはないが、センスがいい。そしてスタッフも完璧に教育されている。おまけにみんなイケメンだ (*´∇`) 通いつめないわけがない。

その日も、いつものようにバーに行くと店長さんと楽しくおしゃべりをしていた。何歳までには結婚したい? とか、恋の話なんかも多彩に交わした。

あたしの恋愛スイッチが無意識にOnになっていることを察知したんだろうか? 12時を回り、お客さんがあたしたちともう1組になったころ、店長が思わぬ一言を告げた。
「今度、一緒にどこかに行きませんか?」
店長が名刺に電話番号とメアドをさらさらと書いてあたしに差し出した。
「……はっ?」

接客業の男の言うことを、どこまで信じていいんだろう。常連の女性客、みんなを誘っているんじゃないだろか? 撃退!大人の社交辞令。
大人の社交辞令というのは、ホントに厄介なもの。が、最近、それが本気かどうか見破る技をあみだした。
「今度飲みにでも行きましょう」と言われたら、すかさず「日時をきめないお誘いは社交辞令とみなしますが」と、ニッコリ笑顔で言う。

にもかかわらず、デートの日時が決まった (((・・;)

婚活パーティーで知り合ったお相手とのデートではないので、あたしの心積もりとは裏腹に、店長は〝恋愛モード〟であるには違いない。で、デート会場はスペイン料理のお店。さすがに焼き鳥屋とか映画館とか、そういう野暮ったいチョイスはしないところが素敵!

――生ハム、トリッパのトマト煮込み、ムール貝の白ワイン蒸しetc、おいしい料理を、スパイシーなスペインワインで流し込む。し・あ・わ・せ。

そして、帰りのタクシー。家まであと5分、というところで……
「ここまできてなんなんですが、もう1件いきませんか?」
「いいですよ。どこですか?」
「ここから真逆な方向なんですが…」
「?」
「いい店があるんですよ(ニヤリ)」
「運転手さん、__まで」
着いたところはもちろん、みなれたお店。店長のお店だった。貸し切りです。いつもはカウンターの中にいる店長が、隣で飲んでいる。なんかへんなかんじだ。なんとなくお互い帰ろうと言い出せず、結局、空が明るくなるまで一緒にいた。

疲れているのだろう。隣でウトウトしながら飲んでいる36歳の男がかわいくてしょうがなかったあたし。
「目覚ましてあげましょうか?」
「ムニャ…」
(^з^)-☆Chu!!
店長との初めてのキスは上等なシェリー酒の味がした。で、結婚できない女子はできない結婚よりも素敵な恋愛に心奪われていく〝嫌な予感〟を薄らと感じていた。


――それ以来、すっかり恋人気取り? 将来は多店舗経営間違いなしの青年実業家が婚活相手だ! なんて活発妄想状態のあたし。

けれど、男ってのは、なんて不可解なイキモノなんだろう?

後日、同僚Y子とその店に。いつもの席に座り、カウンター越しに店長と3人で話していた。だが、店長はさっきからY子と楽しそうに話している。気がつけば、2時間経過。その間にカレとあたしの目のあった回数、3回。なぜこっちを見ない (`へ´) Y子がトイレに立ったすきに聞いてみた。どーぢてY子と仲良くおしゃべりするの? いわく、彼女は妹のような存在に感じて、なんでもしゃべれるんだそうな。逆算すると、カレにとってあたしは「妹的存在ではない」ということはわかったけど、じゃぁ、なんなんだ? こっちを見て!

さらに日は過ぎた。今度は友人TとAちゃんを店につれていった。今まで、あたしの歴代彼氏に絶対会おうとしなかったTが、自分から会いたいと言った。どんな心境の変化かと訊いてみると、「あんたから好きになった男じゃないから」とのこと。加えて、結婚願望はそれなりにあるTだったから、恋愛経験値の割には結婚できない私の恋愛事情を観察したいようだ。

友人Tの恋愛分析によれば、あたしが惚れたのではなく、モテる女でもないあたしを誘った男だってことは「ロクデナシの可能性が低い」ということらしい。

――お店に着くなり訊いてみた。
「どうよ?」
「ぜんぜん大丈夫じゃん」
「思ったよりうさんくさくないな」←最高の褒め言葉
はい、女子友からの太鼓判ももらいました。あたしはいったい何人の太鼓判をもらったら、カレが隠し持っているかもしれない交際のオチを探すのをやめられるのだろう。もしかして彼は、あたしみたいな女の子がたくさんいて、上手にカモにしているのでは…? その時点ですでに交際中と表現できる〝関係〟にあった二人。関係ができてからは、店に通っても、関係ができる前のようにあたしをジッと見るような素振りは消えた。それどころか全く見ようともしない。もしや、釣った魚には興味がないのでは…もはやあたしに飽きたのでは? 言っておくが、あたしは性愛分離できる女じゃないぞ!

そんななか、あたしの愚痴を聞いてくれた同僚Y子が、あたしのことをどう思っているんですか? 彼女は婚活パーティーなんかにも参加していて、結婚願望も強いんですよ、なんて内容のメールを店長に送ってしまった。

「素敵な人だと思うけど、正直なところ、今は自分の周りの変化がいろいろありすぎて、すぐに答えはだせないなぁ」とかなんとか。

このとき、とっさに過去の婚活相手を思いだした。恋愛対象には間違いないが、自分の人生が忙しくて、結婚とか、そんな大げさなことは考えられないなあ…と、よく似たセリフを私に告げて去って行った元婚活相手。「別れる意思があるわけじゃないが、その先に進展する意思はない」30代の独身男はみんなこうなのか? 仮の彼女、仮氏ならぬ…仮の彼女、仮女なのか、あたしは?

結婚できないあたしには恋愛スイッチがあると書いた。

そのスイッチ、なかなかやっかいなもので、
ONにする時は、多少自分の思いを反映させることができるが、
OFFになるときは、自分の意志とはまったく関係なく
突然ぷちっと切れてしまう。

例えば…
フランスかぶれの店長の場合とあたしの場合。
【スイッチON】
「フランス人女性は日本人女性と違って、そんなことしないよ」
「フランス?きゃぁ!かっこいいわぁ」

【スイッチOFF】
「フランス人女性は日本人女性と違って、そんなことしないよ」
「てやんでぃ!ここは日本だっつーの!」

ほかにも……

【スイッチON】
「ボク、有名なフランス料理店で働いてたから…」
「フランス料理?きゃぁ!かっこいいわぁ」

【スイッチOFF】
「ボク、有名なフランス料理店で働いてたから…」
「あー、、むかしね、むかし…」

となる。。

とにもかくにも、結婚できない女の恋愛スイッチはOFFになった。もしかしたら将来、フランスレシピ満載の有名店を複数経営する実業家になってるかもしれない男だから、結婚する相手の職業としては、医師や公務員のようにガチガチ男よりも…あたしにはお似合いかもしれない。

でも、OFFになっちまったもんはしかたがない。女ってのは、なんて不可解なイキモノなんだろう? 好きになった男をフルことにはためらいがちだが、その逆、惚れられた場合にはサッサと見切りをつけたがる。

結婚できない女には、恋愛の根拠が定かでない恋は必要ないのだ。
スポンサーリンク

Popular Page